ミュージックブレイン
推薦
ミュージックブレインについて
脳科学者
田中昌司(上智大学名誉教授)
私はこれまで多くの音楽家の脳を研究してきました。その研究成果の一つとして、音楽家の脳のネットワークには興味深い特徴があることがわかってきました。そのネットワークは音楽など芸術に影響を与える「感性」に関わるだけでなく、人への思いやりや共感などに関係のある社会性のネットワークや、心にイメージを描くネットワークなのです。この結果は、音楽教育が子どもたちの人間的な心の成長に有意義であることを示唆しています。
それと同時に、音楽家・非音楽家に関わらず、脳のネットワークには大きな個人差があることもわかってきました。その個人差は、性格の違いや物事を学ぶ時の学び方の違いなどに現れます。したがって、個々の脳の特性に合わせた指導方法や個性を伸ばす指導方法の開発、また効果的なコミュニケーション方法の開発などが重要になります。
音楽教育の現場では、教師の指導スタイルが生徒の(脳の)特性に合わないために、才能が育たず脱落していく生徒が出てしまう、ということを耳にします。もったいないことです。教師も生徒も一人の人間として、互いの脳の特徴(個性)を尊重して教育し・学ぶことができたら、そのような残念なケースを減らし、能力を開花させる機会が増えることでしょう。
今回、開発されたミュージックブレインは、子どもたちの脳の傾向性を知ることから始まります。そして、その情報を一つの手がかりとして、個々の特性に合わせた指導スタイルを見つけて行くことが出きます。さらに、そこから子どもの「成りたい自分」(アイデンティティ)の形成を助けることができます。
脳科学の知見を取り入れることは、子どもたちの楽器演奏や歌唱などの技術の習得だけでなく、人として成長していくことに役立ちます。そして、人としての成長が、より一層の技術の習得や表現力の向上に繋がることが期待できます。
子どもたちの感性を豊かにし、のびのびと育てる新しいコンテンツの一つとして、脳科学からアプローチしたミュージックブレインを脳科学者の一人としてお勧めいたします。ミュージックブレインについて
私は、おそらく日本で最も多くの音楽家の脳を研究した脳科学者だと自負しています。
その研究成果の一つとして、音楽演奏技術を、全く習得していない人と比べて、音楽演奏技術を一定以上のレベルで習得している方々は、ある脳のネットワークが明らかに発達していることが分かりました。
そのネットワークは音楽など芸術に影響を与える「感性」に関わるだけでなく、人への思いやりや、人への共感などに大きく関係のあるネットワークなのです。つまり音楽教育は、子どもたちの人間的な心の成長に非常に有意義であることを示唆しています。
また、近年の脳科学の著しい発達において、様々な事が解明されてきています。その一つに脳のネットワークの機能特性や、個人的差異などがあります。これは、個々の脳の特性に合わせた指導方法や個性を伸ばす指導方法の開発。また効果的なコミュニケーション方法の開発などに繋がる、非常に参考になる研究成果だと言えます。
今回、開発されたミュージックブレインは、まさに子どもたちの脳の傾向性を知ることから始まります。そして、その情報を一つの手がかりとして、個々の特性に合わせた指導スタイルを見つけて行くことが出きます。さらに、そこから子どもの「成りたい自分」(アイデンティティ)の形成まで繋げていくことができます。
こうした脳科学の知見を取り入れることによって、子どもたちは楽器演奏や歌唱などの技術の習得だけでなく、人として成長していくことが期待できます。そして、人としての成長が、より一層の技術の習得や表現力の向上に繋がるといえます。
子どもたちの感性を、より豊かにする新しいコンテンツの一つとして脳科学からアプローチしたミュージックブレインを脳科学者の1人としてお勧めいたします。
監修
明治大学
理工学部電気電子生命学科
認知脳科学研究室
嶋田 総太郎 教授
神奈川大学人間科学部
大学院人間科学研究科委員長
心理相談センター所長
杉山 崇 教授
元東邦大学/理学部生物学科
大学院理学研究科生物学/人間生物学部門
神経科学研究室
Ph.D(神経科学)、博士(医学)
(社)ブレインアナリスト協会学術顧問
増尾 好則 教授
ゆうあい内科・脳神経クリニック
脳神経外科学会専門医
(所属学会)
日本脳神経外科学会 日本脳卒中の外科学会日本脳ドック学会
日本東洋医学会 ( 経歴 )
神戸大学医学部卒